ベンチャー企業と大企業の両方を経験したので大企業の特徴を紹介する
厳密な定義では大企業ではありませんが(大企業の子会社なので)、世間的には恐らく大企業と認知されている会社に勤めていました。
会社名を聞けば知らない人はいないような会社でしたし、体質も十分大企業病の傾向がありました。
なのでまぁ十分大企業と言っても良いのではないかと思って今回の記事を作成することにしました。
今回はベンチャー企業と大企業(子会社)の両方に勤めた経験のある私の視点から大企業の特徴のようなものをザックリと紹介してみます。
ベンチャー企業か大企業かで悩んでいる人の参考に少しくらいはなると思うので、是非興味のある方は読んでみてくれると嬉しいです。
周囲からチヤホヤしてもらえる
大企業にいて最も実感するのはこれですね。後輩や友人から「すごいすごい」と言ってもらえるので油断するとすぐに天狗になります。
これをメリットとるかデメリットと取るかはその人の価値観次第です。
温厚な人が多い
温厚な人が多いのも大企業の特徴だと思います。会社の経営に余裕があるからか、ベンチャーのような常にギリギリを生きてる戦場ムードが社内にありません。
その為、比較的温厚で優しい人が集まっている印象が大企業にはあります。
ベンチャー企業から越してきた時は「あのピリピリムードは一体どこへ…?」となるくらい平和でしたね。
叱られることもありましたけど、どっちかというと先生が生徒を叱るような感じで、ベンチャー時代の軍の上官に怒鳴られるような経験はなかったですね。
そんな経験から「喧嘩だとか怒鳴られるのが嫌な人ほど大企業行った方が幸せになる確率は高いのかなー」とか思ったりしてます。
会社がデカい!
大企業の子会社ですらそう思います。
とにかく会社がデカすぎるんですね。
同じオフィス内にいても口を利いたことがない人が普通にいたりします。
部署が違えばその人達はただの有象無象。
コンビニで偶然並ぶレジが一緒になった人くらいの感覚です。
なのでオフィスの中にいると大勢の一部感が凄すぎて稀に虚しくなることもありました。
例えるなら作業のために使う共有スペースのような感覚ですね。
逆にベンチャー企業のオフィスはどちらかというと大学のサークルや部活の部室感があります。
どちらが良いかはあなた次第ですが、個人的には楽しかったのはベンチャーの方でした。
人間関係は比較的ドライ
大企業の人間関係は比較的ドライな印象があります。ビジネスライクなお付き合いに近い関係ですね。
一緒に遊んだりもするんですけど社交パーティみたいな感じです。
規模の小さいベンチャーとかになると同じ釜の飯を食う仲になるので、ビジネスライクな仲間というよりは同じ会社の人は戦友みたいな感じになります。
歯車感がすごい
大企業の仕事は歯車感が凄いです。大企業って人材もビジネスも規模が大きいので、自分が携われるのって大きなビジネスのほんの一部なんです。(上に行けば別でしょうけどね)
なのでどうしてもやることは専門的になるし、専門性が確立されると次は同じことの繰り返しになってしまいます。
歴史がある企業が多いので仕事のマニュアルも整備されていますし、自分が自由に出来ることって本当に少ないんです。
一方、小さなベンチャー企業の場合はビジネスの規模が小さいし、スタッフの数も少ないです。
だから仕事の幅が大きいんですね。基本なんでもやります。
営業やった次の日にライティングしているなんてことも私の場合はありました。
仕事のマニュアルも全くと言って良いほどないです。
企業の歴史も浅く、日々事業が変わっていくのがベンチャー企業なので、仕事のやり方も何もないわけです。
日々新しいことだから仕事のやり方は自分で模索しないといけない。
それがベンチャーの仕事のやり方の特徴なんですね。
もちろん大企業の歯車感がダメと言っているわけではありません。
専門的な分野を極めていける楽しさが大企業の仕事にはあると思うので、むしろ専門分野を極めて行くつもりなら大企業の方が良いかもしれません。
ただし、仕事に自由を求めるなら苦しいかもしれませんよ、ってことです。
休みが多い
これも大企業の特徴としてあると思います。ベンチャー企業にいた頃なんて夏休み3日でしたからね。
それに比べると大企業(子会社)時代は夏休みは10日近くあったわけです。
逆に夏休み明けはダルくて仕事になりませんでしたけどね(笑)
独自の休暇制度とかもあって有給以外にも休暇取れたことを思うと大企業の方が休暇は多いと思いますね。
プライベートや副業重視なら大企業のまま
結論から言うとプライベートの時間や副業の時間を優先したい人は大企業にいた方が良いです。
ゴールデンウィークやら夏休みで多くの休みを貰えるのは大企業の特権ですからね。
一方で仕事の楽しさを求める人にはベンチャー企業がオススメです。
仕事に関する裁量が大きく、人材が少ない分幅の広く仕事が出来るので大企業よりもずっと楽しく仕事ができます。
なので仕事を優先するかプライベートを優先するかが大企業とベンチャー起業の分けれ道だと思いますね。
最後になりますが、こちらにベンチャー企業の特徴をまとめていますので、興味のある方は引き続きお付き合い頂けると嬉しいです。